西武の「せいやん」渡部聖弥 でV打光成に597日ぶり勝利 プロ初のお立ち台に「最高の気分です」

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　◇パ・リーグ　西武7—1楽天（2025年4月29日　ベルーナD）

　西武がベルーナドーム通算3000試合目（1979年の西武球場使用開始から）という節目の一戦に快勝し今季2度目の3連勝を飾った。高橋光成投手（28）が今季5度目の先発登板。6回4安打2奪三振2四球無失点の力投を見せ、2023年9月10日の日本ハム戦（エスコンF）以来597日ぶりとなる白星をつかんだ。打線は11安打7点と投打がかみ合い借金を完済した。

　2試合連続で先制打を放ち3連勝に貢献したドラフト2位ルーキー渡部聖弥外野手（22）は、高橋光に大きな大きな白星を贈る決勝打を放ちプロ初のお立ち台に立ち「最高の気分です」と笑った。

　開幕から好調も足のケガがあり「もう早く1軍で試合に出たくてうずうずしてたんで、準備はバッチリできてました」と明かした22歳は「最終的には新人王争いも考えてるんですけど、まずはチームが明日勝てるように一戦一戦、目の前を見て頑張っていきたいと思います」としっかりとしたコメントでスタンドを沸かす。そして「せいやん」に決まったニックネームで「さらに活躍したい」とハツラツと誓った。

　西武はこの試合がベルーナD通算3000試合目。プロ野球4球団目となる大台到達となった。過去3球団は（29日現在）阪神が甲子園通算4475試合、ヤクルトが神宮通算3675試合、広島が広島市民球場通算3182試合。西武のベルーナD（西武球場）1試合目は1979年4月14日に日本ハム戦（●1—7）、1000試合目は1994年8月13日のロッテ戦（●5—14）、2000試合目は2010年5月21日の中日戦（●1—3）だった。