【柔道全日本選手権】小林陵侑「感動した。来て良かった」盟友・阿部一二三の試合を初観戦
2025年4月29日(火)16時11分 スポーツニッポン
◇柔道全日本選手権(2025年4月29日 東京・日本武道館)
体重無差別で男子の日本一を決める伝統の大会が行われ、66キロ級五輪2連覇王者で初出場の阿部一二三(パーク24)は2回戦で敗退した。
会場には阿部一応援のため、ノルディックスキー男子ジャンプで、22年北京冬季五輪金メダルの小林陵侑(チームROY)が来場。体格差がある相手を恐れず、勇猛果敢に闘う盟友の姿を見守った。
阿部一の妹・詩からもらったという、紺色のオリジナル応援Tシャツを身にまとった小林陵は、「体格があっても一本を出せない選手が多いのに凄い」と、1回戦では2階級上の相手を背負い投げで一本を奪った戦いぶりを絶賛した。
2年ほど前から親交がある小林陵は、昨夏のパリ五輪を現地で観戦した。当初は大会2日目に行われた阿部一の試合も観戦予定だったが、日程の都合が付かず、応援に駆け付けられなかったという。この日は2年越しの願いをかなえ、「感動した。来て良かった」と笑顔。来年に迫ったミラノ・コルティナ五輪での2連覇へ、大きな刺激を受けた様子だった。