なぜ「遊犠飛」じゃない? DeNA、初回1死満塁で筒香の遊飛で三塁走者が生還も 野球規則では...
2025年4月29日(火)14時16分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ ヤクルト—DeNA(2025年4月29日 神宮)
DeNAが初回に1点を先制。1死満塁での飛球でタッチアップでの生還だったが、記録上は「犠飛」にならなかった。
飛球を打ち上げたのは5番・筒香。遊撃後方への当たりで、遊撃手の武岡が中堅方面へ深くまで追って捕球した。
ややバランスを崩していたこともあり、これを見てタッチアップした三塁走者の蝦名が好判断でホームインした。
「遊犠飛」かと思いきや、公式記録員からのアナウンスは「犠飛にはなりません。打点はつきます」
公認野球規則9・08「犠牲バント・犠牲フライ」(d)では「0アウトまたは1アウトで、打者がインフライトの打球を打って、フェア地域とファウル地域を問わず、外野手または外野の方まで廻り込んだ内野手が捕球した後、走者が得点した場合には犠牲フライを記録する」となっている。
このケースでは、武岡が「外野の方まで廻り込んだ内野手」と記録員に判断されなかったとみられる。