御利益絶大!DeNA・度会 「トイレの神様」に導かれ今季初の決勝打
2025年4月30日(水)5時28分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ DeNA6—1ヤクルト(2025年4月29日 神宮)
「トイレの神様」に導かれ、今季初の決勝打が生まれた。1—1の5回1死三塁。DeNA・度会はフルカウントから8球目のチェンジアップを右前へ打ち返し、今季初の4連勝を呼んだ。「全球種を頭に入れて、がむしゃらに打席に立った」。勢いづけた打線は終盤の追加点で計6得点。8試合続いていた2得点以下の呪縛を解き、球団ワースト9試合を目前で免れた。
セ・リーグ新人では初の開幕2戦連続本塁打で華々しくデビューした昨季から一転、2年目の開幕は2軍で迎えた。6日の広島戦で初昇格し、代打からのスタート。最初の出場4試合は9打数無安打だった。
打席内容は悪くなく、先輩の柴田や京田から「運をつけるため、トイレ掃除をしたらどうだ」と提案され、自宅のトイレを磨いた。すると、出場5試合目の15日巨人戦で初安打どころかマルチ安打。次の日もトイレ掃除に励んだら、マルチ安打は3日続き、19日の中日戦では1号も出た。
15日以降の12試合で打率・333(36打数12安打)と御利益は絶大。殊勲打で今季2度目の4試合連続安打へ伸びた。5連敗後の4連勝で借金2まで戻し、「チームを勝たせる活躍をこれからもしていきたい」と意欲満々だった。 (大木 穂高)