F1、メキシコシティGPの開催契約を2028年まで延長
2025年5月1日(木)7時56分 AUTOSPORT web

F1は、メキシコシティGPの開催契約を新たに3年延長し、同グランプリが少なくとも2028年までカレンダーに残ることを発表した。
1959年に建設されたアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでのグランプリが2015年に復活、2021年からはメキシコシティGPとして開催されている。F1レースと“死者の日”の祝祭、世界的アーティストによる音楽イベントを融合する形で開催され、カレンダーへの復活以来、毎年チケットは完売し、2024年には新記録となる40万5000人がイベントを楽しんだ。
F1の会長兼CEOであるステファノ・ドメニカリは「メキシコシティ・グランプリが2028年まで我々のカレンダーの一部として継続されることを発表でき、大変うれしく思う」と語った。
「F1はエネルギー、情熱、そして感情である。毎年メキシコシティのファンによって生み出される独特な雰囲気は、我々の選手権の中でも最も素晴らしく、エネルギッシュな体験のひとつだ」
イベントプロモーターCIEのプレジデント兼CEOアレハンドロ・ソベロン・クリは、次のようにコメントした。
「メキシコGPがさらに3年間開催されることを発表でき、大変うれしく思う。これはメキシコシティの経済発展に寄与するだけでなく、我々の都市、そして我が国を世界規模で大きくプロモーションすることにもつながっている。我々は力を合わせて、ファンがこのライブ・エンターテインメント体験を最大限に楽しめるよう努力を続ける。このイベントは過去10年近くにわたって、我々がこの都市で開催するイベントのクオリティを世界に示してきた」
メキシコでのグランプリの盛り上がりには、地元スターのセルジオ・ペレスの存在が大きく貢献してきた。今年、ペレスはF1シートを失ったものの、グランプリの開催は継続されることになった。
2025年のメキシコシティGPは、10月24日から26日にかけて開催される。