Ｃロナ擁するアルナスル撃破の川崎に感銘…東京Ｖ・城福浩監督「非常に誇りに思える結果」「我々にも勇気を与えてくれる」

浦和戦に向けて会見を行った東京V・城福監督

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　東京Ｖの城福浩監督が１日、ＡＣＬＥ準決勝でＣ・ロナウド擁するアルナスル（サウジアラビア）を撃破した川崎について言及した。

　２０２２年１２月に年俸総額約２８０億円で加入したＣ・ロナウドや、コロンビア代表ＦＷデュラン、セネガル代表ＦＷマネら豪華アタッカー陣と対峙（たいじ）した厳しい敵地での一戦を３—２で制して決勝進出を決めた川崎。連戦中のため結果だけのチェックだったが、城福監督は「じっくり見直したいと思います。中３日と中２日の条件の違いや、川崎さんは延長まで戦って、準決勝を迎えたと思いますし、相手のビッグネームとか、かける予算を考えたら、我々から見た川崎さんはものすごく大きなクラブですけど、川崎さんから見ても１ケタ違いますよね？　バジェット（予算）が。色々なディスアドバンテージを克服していく姿は、本当に我々にも勇気を与えてもらいますし、Ｊリーグの質の高さという言い方がいいか、志の高さを示した一つのゲームなんじゃないかと」と、Ｊリーグを代表してアジアの舞台で結果を残した川崎の奮闘に感銘を受けた。

　また川崎が勝利したことで、サッカーは予算と結果が必ずしも比例するものではないことの証明にもなった。Ｊ１の中で東京Ｖの予算規模は決して高い方ではないが、昨年は６位に大躍進したこともあり、指揮官は「まだ決勝がありますが、大きな枠で言えば、『バジェットじゃないでしょ』、『サッカーってそれだけじゃないよね』と、僕の立場から言うと、改めてそれを思い起こさせてくれる、あるいは日本のサッカーというものを一つ提示してもらえた、非常に誇りに思える結果かなと思います」と話した。