なでしこジャパンDF南萌華、3季目迎えたイタリア生活語る ビーチで日焼け、スリ、泥棒も…

2025年5月1日(木)12時10分 スポーツ報知

南萌華

 なでしこジャパンDF南萌華(もえか、ローマ所属)が4月30日、オンラインで取材に応じ、イタリア3季目での自身の成長や今後への意気込みを語った。

 国際Aマッチ出場60試合と26歳で豊富な実績を持つ南は「難しいシーズンではあったけど、個人的にはいろんな面で成長できたシーズンだった」と振り返る。ニールセン監督率いるなでしこジャパンでも主軸を担い、「ビルドアップの部分は課題にしているところ。あとはコロンビア戦でもあったが、クロス対応のところ。日本のウィークポイントになってしまうと狙われてしまうので、個人としても、しっかりと守りきれるように意識しながらやっている」と見据えた。ローマでは欧州CLで強豪クラブの相手とマッチアップするなど「チャンピオンズリーグでしか味わえないところはたくさんある。学ぶもの、今後にいかせるところがたくさんある。成功体験を積んで、いろんな選手とマッチアップすることでプレーの幅も広がると思う」と捉えた。

 イタリアでの生活はチームメートの家でタコスパーティーをしたり、ビーチで日焼けを楽しんでリラックスしたりと充実しているようだ。携帯を一度すられ、泥棒にも入られたことがあると苦笑いで明かしながら「そういう非日常的なことが起こるのも海外かな。何が起きても、生きてればいいかくらいの気持ちで生活できている。サッカー以外のところで、人として人間力がレベルアップした」と受け入れた。

 28年ロサンゼルス五輪の女子サッカーの出場枠が前回の12から16に増えたことについては「出場国自体が増えることは今後の女子サッカーの発展にも必要なこと」とし、「まだ準備期間があるので、私たち自身ももっと成長できる。いろんなチームと試合ができるというところは、個人的にもすごく楽しみ」と前向きに語った。

 「来た時はイタリアにこんなに長くいるつもりはなかったが、ローマはすごく良いチーム。CLの出場権もあり、本当に居心地も良く、環境的にも良いクラブ」と満足感を示した一方、契約期間が残り1年という中、「自分的にもずっとローマにとどまっているという気はない。年齢も、もう26歳。1か国に限らず、いろんな国に挑戦したいというのは常に考えている」と将来についても言及した。

 ◆南 萌華(みなみ・もえか)1998年12月7日、埼玉・吉川市生まれ。26歳。DF。吉川ホワイトシャークサッカースポーツ少年団でサッカーを始め、中学から浦和レディースの下部組織で育つ。17年にトップチーム昇格し、22年夏にローマ移籍。代表では14年にU—17女子W杯優勝、18年にU—20女子W杯優勝。W杯は19年、23年に選出。五輪は21年東京大会、24年パリ大会。代表通算60試合5得点。172センチ。

スポーツ報知

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