パパになった大谷にロバーツ監督「とってもいい父親になると思うよ。そう確信してる」
2025年5月3日(土)5時0分 スポーツ報知
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)がピックアップした話題を語る「Roberts’ Selection」。今季第3回はパパになった大谷翔平投手(30)への思い、実の息子と1歳違いの佐々木朗希投手(23)への「感謝」を口にした。(取材・村山みち)
大谷翔平がついにパパに! 先輩パパとして、監督はさっそくいろいろお話ししたんですかね?
「それが、ほとんど話してないんだよ。父親リスト入り前に『順調に進みますように』と声をかけて、チームに合流してからも『オメデトウ』と伝えただけ。というのも、あまり干渉したくなくてね。とはいえ、父親になったことや睡眠については、聞いてみたいところだけど」
パパ翔平に何か変化を感じたりしますか。
「いや、ないよ。何があっても態度が変わらない、ってことにはホント感心させられる。ただね…彼が頻繁にスマホで赤ちゃんを見ている姿はほほえましいね。それはとても素晴らしい」
監督には2人のお子さんがいらっしゃる。フィリーズ傘下マイナーでプレーする長男のコールさん(24)と、長女のエマーソンさん(19)。現役中の子育ては大変でしたよね。
「そりゃ、難しかった。でも正直に言えば、妻と義理の母にすべての育児を託していたかな。家族は、子どもが生まれてからも、私が野球に集中できるようにしてくれていた。選手には、十分な睡眠と休息が必要だからね。とはいえ、妻を助けないわけにはいかない…そのバランスを取るのは相当難しかったよ。オフにはだいぶ育児に関わったよ」
父親になって、何が一番大変でしたか?
「新たな責任を負うことになったことかな。生活が自分と妻だけのものではなく、この世に自分たちが迎え入れた子どものためのものにもなったからね。それは、それまでとは全く別の責任と感じたよ」
翔平はどんなパパになりますかね?
「面倒をよく見る、とってもいい父親になると思うよ。そう確信してる。子どもと一緒にいる時には、しっかりと向き合うだろうね。子どもと過ごす時間は大事にするべき。娘に誠実に接すると思うな」
ところで、朗希は、監督にとっては年齢的にも息子のような感じだと思いますが、米開幕して1か月、これまでどう見ていますか?
「回を重ねるごとに格段に成長している。制球力も大きく向上しているし、自信も着実に高まっている。物静かでシンプルだよね。一方、由伸は話し好きで社交的。彼に比べると朗希ははるかに控えめ。でも先輩投手らをよく見て学ぼうとしているよ」
そういえば、朗希が入団を決めたのは、クラブハウス内の温水洗浄機能付きトイレの存在だったとか…。
「実はね、選手用の8個のトイレだけじゃなく、監督室のトイレも日本式になったんだ(笑)。私は朗希がドジャースタジアムに新しいトイレを導入してくれて、本当に感謝しているんだよ!」