大谷翔平がブルペン入りでカットボール&打者を立たせて投球 ロバーツ監督「強度上がってきている」
2025年5月4日(日)7時40分 スポーツ報知
ブルペンで投球した大谷翔平(カメラ・中村晃大)
◆米大リーグ ブレーブス—ドジャース(3日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、敵地・ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場する。試合前には投手調整の一環でブルペン入りし、35球を投じた。セットポジションからのクイックや、打席にプライアー投手コーチを立たせて確認する場面もあり、最速94マイル(約151・3キロ)を計測したという。
23年9月の右肘、24年11月の左肩手術から今季は投手としても復帰予定の大谷について、ロバーツ監督は「聞いたところによると、球速も少し上がっていて良い内容だったようだ。球速の上昇は具体的な数値はまだ手元になく、トレーナーと話しただけだが、前向きなサイン。強度が上がってきているということだ」と笑顔。次のステップとして重要なスライダーは投じなかったが、カットボールを数球投じ、指揮官は「それは良かった。違うことにもトライしているのは良いことだ。翔平は練習中にも試合を想定した動きを行うので素晴らしい」とした。
スライダーを投げていないことに関して、ロバーツ監督は「私はメディカル的な判断だと思う。肘への負担を考慮してのことだと聞いている。しかし、私はいつその制限が解除されるかは分からない。(判断するのは)エラトラッシュ医師だろう。医師、トレーナーと、翔平の3者でこのプロセスを主導していく」と話した。