陸上の名伯楽・中村宏之さん通夜に約３６０人が参列 教え子の寺田明日香「多くの方に見送ってもらえて良かった」
2025年5月3日（土）6時10分 スポーツ報知
恩師の中村宏之さんの通夜で会場に飾られたハードルを横に思い出を語った寺田明日香（カメラ・飯塚 康博）
４月２９日に死去した陸上の北海道ハイテクノロジーアスリートクラブ（ＡＣ）前監督の中村宏之さん（享年７９）＝写真＝の通夜が２日、恵庭市の香華殿恵庭斎場で営まれ、約３６０人が参列した。
教員だった中村さんは恵庭北高を陸上の強豪校に押し上げ、定年退職後にハイテクＡＣを創設するなど持ち前の育成力を発揮。五輪３大会出場の福島千里（３６）＝順大コーチ＝ら数多くの短距離選手を指導した。
会場には生前の写真や大会の記念品、資料などを多数展示。また、ロビーの床に白いテープを張って陸上のレーンに見立て、ハードルが飾られるなど雰囲気づくりに趣向が凝らされた。
東京五輪に出場した寺田明日香（３５）＝ジャパンクリエイト＝も駆けつけ、「最後に会った３月にお話ができて、覚悟する時間もあった。多くの方に見送ってもらえて良かった」と恩師の偉大さに思いをはせた。
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