陸上・久保凛 女子800m連覇で世界陸上に前進 次は参加標準記録突破が目標「切れるように」

2025年5月4日(日)4時0分 スポーツニッポン

 ◇陸上 静岡国際(2025年5月3日 静岡県袋井市・静岡スタジアム)

 女子800メートル決勝では、日本記録保持者の久保凛(17=東大阪大敬愛高)が2分0秒28で2連覇を達成した。9月の世界選手権(東京)開催国枠エントリー設定記録2分0秒99を突破し、出場に前進した。男子200メートルは予選で世界選手権参加標準記録を突破した鵜沢飛羽(22=JAL)が追い風参考ながら20秒05の好タイムで2連覇を果たした。

 高校3年の久保が、初の世界舞台に前進した。1周目の400メートルをリラックスした走りで59秒台で通過。終盤は失速したが、開催国枠エントリー設定記録を上回り2連覇を達成した。「開催国枠の記録を切れて成長できている」と振り返った。

 日本記録1分59秒93に次ぐ自身2番目の好タイム。それでも参加標準記録1分59秒00突破を狙うだけに「悔しい結果になった」と自己評価は厳しめだ。日本選手権優勝など条件を満たせば代表入りが決まるが「まず開催国枠を切れたので次は上げていく」とあくまで参加標準記録突破にこだわる。

 ちょうど1年前、同じ静岡国際でU18日本記録の2分3秒57をマーク。その後も日本選手権で初出場初優勝を果たし、日本人初の1分台に足を踏み入れるなど驚異的な成長を続けている。今月は木南記念(大阪)、アジア選手権(韓国)と続く。「このままのリズムで次は(1分)59秒を切れるようにしたい」と切り替えた。 (大和 弘明)

スポーツニッポン

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