【柔道全日本合宿】阿部詩「もう一度世界一になるための、自分との闘いに」6月世界選手権へ意気込み
2025年5月3日(土)14時41分 スポーツニッポン
柔道女子日本代表が3日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われている強化合宿を公開した。
女子52キロ級世界選手権(6月、ハンガリー・ブダペスト)代表の阿部詩(24=パーク24)はこの日、男子中高生を相手に乱取りを行うなど約3時間の稽古で汗を流した。4月5日の全日本選抜体重別選手権を制してから約1カ月。「選抜で出た課題をもう一度見直してから練習している。自分の投げる技を磨いている途中段階」と近況を明かした。
連覇を狙った昨夏のパリ五輪は2回戦敗退に終わり、世界一の座から陥落。奪還を目指す今年の世界選手権を「もう一度世界一になるという目標を達成するための、自分との闘いになる」と位置づけた。「組み手や細かい足技も意識しながら、持ち味の一本取りに行く柔道を世界選手権という舞台でしっかり出していきたい」。2028年ロサンゼルス五輪へのスタートとなる今年最大の大会への意気込みを語った。