町田22歳FW桑山侃士、プロ初先発も持ち味発揮できず「出てるからには結果を残さないと」
2025年5月3日(土)19時43分 スポーツニッポン
◇明治安田J1リーグ第14節 町田0—1鹿島(2025年5月3日 県立カシマサッカースタジアム)
FC町田ゼルビアはアウェーで首位・鹿島に0—1で敗れ、連勝を逃した。攻撃陣は2試合ぶり今季5度目の零封負け。東海大卒ルーキーで22歳のFW桑山侃士はプロ初先発したが、ネットを揺らすことはできなかった。
先発起用に結果で応えることはできなかった。桑山は相手守備に阻まれ、1メートル84の長身を生かした競り合いや持ち味の走力を発揮できず、前半のみの出場で途中交代。試合後の取材エリアでは「シュートも打てず、起点になる回数も少なかった。J1トップレベルのセンターバック相手では、これだけしかできないと思った。自分のタイミングで競る回数も多くなかった」と反省の言葉を繰り返した。
黒田剛監督は「なかなか空中戦の強みを持っていても跳ばせてもらえなかったり、持ち味を発揮させてもらえなかった現状を受けて、これからそういう状況でも自分の強みを出していけるように(必要なことを)学んだと思う」と振り返りながら「まだまだ若い選手なので今日の経験を生かし、次につなげてほしい」と期待した。
チームを浮上させるためには若手からの突き上げも求められる。22歳は「この環境(首位を相手としたアウェー)に出たことは経験になったけど、経験を積むためだけに出ているわけじゃない。出てるからには結果を残さないといけない。ポジショニングをもっと意識しないといけない」と課題を受け止めながら成長を誓った。