元巨人・村田透がチェコ球団と契約 今季初先発6回1失点の好投 オーストラリア、ドイツ…海外で投げ続ける39歳の挑戦
2025年5月5日(月)11時8分 スポーツ報知
村田透
元巨人の村田透投手がチェコリーグのソコル・フボルカーと契約を結び、4日のコトラーシュカ・プラハ戦で今季初登板初先発。6回3安打1失点と好投してチームの勝利に貢献した。
村田は大体大から07年の大学・社会人ドラフト1巡目で巨人に入団。巨人では1軍登板なしで、2010年オフに戦力外通告を受けた。
その後、米球界に挑戦。インディアンスとマイナー契約を結び、11年からは米マイナーでプレーし、シーズンオフにはパナマやベネズエラのウィンターリーグに参加して腕を磨いた。
15年に夢のメジャー昇格をつかむと、オリオールズ戦で初登板初先発。3回1/3を5失点で敗戦投手となったこの試合が、唯一のメジャー登板となった。
16年はマイナーで好成績を残すもメジャー昇格できず、17から日本ハムと契約して日本球界復帰。この年にNPB初勝利を挙げると18年は主に先発として6勝をマーク。日本ハムには21年まで在籍した。
22年からは再び海外に挑戦の舞台を移し、オーストラリアやドイツでプレー。昨年はチェコリーグのカーディオン・フロシ・ブルノでプレーした。
チェコはWBCで侍ジャパンと対戦したこともあり日本と友好関係が深い。チェコ代表の主砲フルプは現在、巨人の育成選手としてプレーしている。
異国の地で投げ続ける右腕は現在39歳で、5月20日に40歳になる。自身のSNSでは今季もチェコリーグでプレーすることを報告し「活躍できるように頑張ります!」と新たな挑戦への決意を記している。