今季初得点の神戸FW宮代大聖「焦りはなかった。もっと取っていける」今後の量産体制を宣言
2025年5月3日(土)19時52分 スポーツニッポン
◇明治安田J1リーグ第14節 神戸2—0岡山(2025年5月3日 ノエスタ)
待っていた瞬間が、ついに訪れた。神戸FW宮代大聖(24)が今季公式戦初得点を含めて1得点1アシストの大活躍。今季初のリーグ4連勝に貢献した。
前線でのパートナー佐々木との連係が光った。後半6分の先制点はでは佐々木のヒールパスに反応。「練習からも自分を見てくれているのを感じていた。全部イメージ通りだった」と14節目での一発に笑顔を見せた。
負傷でシーズン開幕には間に合わず、復帰したのは3月12日のACLE光州戦。4月2日・横浜FC戦では自らの得点がVAR判定で取り消される悔しい出来事もあった。それでも「焦りはなかった。自分のプレーが悪かったとは思っていない」と昨季リーグ11得点を奪ったストライカーは泰然自若。自らを信じ「1点取れれば、もっと取っていけると思っている」と今後の爆発を宣言した。
今季初めて大迫不在となる緊急事態をモノともせず、チームとしての強さを発揮した。「何か特別なことをやっているわけではない。去年と変わらない。ただ自分たちのベースを日々上げようとしているし、それが試合にもつながってくる。去年よりも今年の方がベースは絶対に上がっている」。2連覇中の王者には風格が漂う。