【RIZIN】朝倉未来が鈴木にTKO勝利「ベルトを狙いにいきたい」
2025年5月4日(日)21時15分 スポーツニッポン
「RIZIN男祭り」が4日、東京ドームで行われた。
セミファイナルで9カ月ぶりに復帰戦の朝倉未来(32=JTT)は鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)に3ラウンド(R)1分56秒、ドクターストップでTKO勝ちした。
1Rから鈴木は打撃戦に持ち込むが、朝倉はうまくかわしながら、タックルでテークダウン。その後は上からパンチを落としたり、優位に流れをつかむ。2Rも左右のパンチを繰り出し、片足タックルでテークダウンで左ストレート、肘を落とす。さらに膝を合わせる。最終Rは朝倉は左ミドル、左飛び膝、左フックがヒット。鈴木の顔から出血。3度目のテークダウンで出血がひどくなる。ドクターチェックが入り、鈴木の左眉の上からの出血が止まらずにドクターストップとなった。
勝った朝倉は「とにかく泥臭くても絶対勝つと決めていた。入場のときは試合に集中していたが、最初はくるものがあった。うれしくしていた人がいてくるものがあった」と安堵(あんど)の表情。フェザー級王者のクレベルが敗れ、「クレベルがまけるのは悔しい。ほんとはクレベルが勝ってクレベルとやれたかった。誰でもいいです。RIZINが選ぶなら」とフェザー級タイトル戦を熱望する。今回の鈴木戦には「もっと違う作戦があったが、テークダウン能力が上がっていてしのげた」とレベルアップを実感。試合には「全然楽しくなかった。あんなぶんぶん振り回してきて危ない。必死でした。大ぶりの中にノーモーションもあった。見えていましたが、右のフックとハイキックを狙っていた思う」と冷静に対処していた。
リングでは「またすぐ戻って来ます」といっていたが「JTTも上がってきて、ベルトを狙っていきたい。7月?何針か縫ったのでどうなるか」とケガの治り次第だという。平本とのリベンジ戦には「ありますよ。鈴木の方が強いと思うが、次はボコボコにしますよ」と強気。「前回の平本戦に比べて、全然成長したと思う。僕が勝てると思う。自信ありますね」とやる気だ。この日ベルトを獲ったシェイドゥラエフには「全然あります。びびってないし、やりますよ」と話していた。