【RIZIN】朝倉未来「強くなって帰ってきた」 復帰戦で鈴木千裕に3RTKO勝利!736日ぶり白星

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　◇RIZIN男祭り　朝倉未来ー鈴木千裕（2025年5月4日　東京ドーム）

　格闘技イベント「RIZIN男祭り」（東京ドーム）が4日に開催された。セミファイナルでは朝倉未来（JTT）が元フェザー級王者の鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）に3RでドクターストップによるTKO勝利。復帰戦で約2年ぶりの白星を飾った。

　入場では笑顔を見せるほど、リラックスした表情でリングに上がった。1Rは蹴りを出しながらテイクダウンを奪った。強烈なパンチを打ち込む場面もありながら、トップポジションをキープしながら優勢に進めた。

　2Rは打ち合いの展開から片足タックルでテイクダウンを奪った。その後は1R同様にトップポジションをキープしながら、相手の攻撃を許さなかった。

　最終ラウンドも打ち合いの展開で被弾しながらテイクダウンに成功。相手の右まゆ付近がカット。大出血でドクターチェックした上でレフェリーストップで復帰戦を勝利で飾った。

　約2年ぶりの勝利にコーナーで立って喜びをかみしめた。マイクでは「強くなって帰ってきました」と開口一番。「本当に東京ドーム前のこの景色で復活できてうれしいです。良くない時もずっと応援してくれてありがとうございます。またすぐ戻ってきます。朝倉未来は最強じゃないといけないんで」とファンにメッセージを送った。

　昨夏の「超RIZIN3」のメインイベントで実現した朝倉未来VS平本蓮。ファンが待ち望んだワンマッチは、未来が衝撃の1R138秒KO負け。試合後には引退を決断した。

　しかし「まだ格闘技界にモヤモヤする気持ちがあるのは確かだから…」と格闘技への未練を吐露した。

　昨年大みそかの「雷神番外地」オープニング映像で榊原信行CEOは引退した未来に対して「引退してる場合じゃねぇよ、未来。求められてなんぼ。グローブを置いてリングを去るタイミングじゃない。東京ドームも抑えた。来年の5月4日、リマッチ決定でお願いします」と平本とのダイレクトリマッチで復帰することが電撃決定した。

　しかし平本が全治6カ月の右肩の大ケガによって、両者の再戦は中止。それでも未来は「試合出ますよ。僕は職業が格闘家なので相手は誰でもいいです。平本と再戦するのが戻ってきたので、違う相手と戦うのは筋が違うのかなと思ったんです。俺が出るなら応援する声も多かったですし、榊原さんからも熱烈なオファーもあったし、客観的に見て俺いなくてドームが埋まるのかな？と思って、ここは出るべきでしょ！と思いました」と復帰への強い思いを明かした。

　注目された平本の代役は、元フェザー級王者の鈴木千裕に決定。「RIZINから提示された中で一番強い相手だったので選びました。本番に強い選手だと思ってます。負けると思ってないです。100％勝ちます」と意気込んだ言葉通り、23年4月29日「RIZINLANDMARK5」で牛久絢太郎に判定勝利して以来、736日ぶりの白星を飾った。