野中生萌が世界最大級のクライミングジム開設…総工費1・4億円を全額負担し「もう死にそう」

2025年5月4日(日)12時46分 読売新聞

完成したジムでガッツポーズを見せる野中(5月4日午前9時40分、埼玉県新座市で)=古和康行撮影

 パリ五輪スポーツクライミング複合女子代表の野中生萌みほうが4日、埼玉県新座市にクライミングジム「Next Gen Bouldering」をオープンさせた。総工費1億4000万円の世界最大級のジムは全額、野中の負担によって作られた。

 ジムはテニスコート6面分の広大な面積に、高さ5メートル、長さ30メートルのクライミングウォールを設置している。トレーニングスペースもあり、子どもの専用壁も今年7月に完成する予定だ。トップ選手から初心者まで、練習できる設計になっており、クライミングウォールは、野中のパートナーでもある米代表のショーン・ベーリーと共に設計した。

 この日、野中はジムのオープン前に報道陣の取材に応じ、「自分が満足のいく練習場所を作りたいという思いから構想が始まった」と明かし、「日本代表のようなトップ選手の練習にも対応しつつ、子どもがクライミングを楽しさを感じられる場所にしたい」と話した。

 1億4000万円という総工費に話が及ぶと「もう死にそう。思い切って作ったけれど、後半は金銭感覚も分からなくなった」と苦笑いしつつ、「施設を完璧なものにするには、投資は必ず必要だ」とも語った。

 取材では現役選手であることを強調。今年9月に韓国・ソウルで行われる世界選手権について「今年の一番大きなイベント。そこまでのポイントを積み重ねられるように、目の前のワールドカップを頑張りたい」と抱負を語った。

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