尚弥 驚異の命中率49・1% パンチ、ジャブの数でもカルデナスを圧倒
2025年5月5日(月)14時27分 スポーツ報知
◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王座統一戦12回戦 〇井上尚弥(8回TKO)ラモン・カルデナス●(4日=日本時間5日、米国ネバダ州ラスベガス T—モバイル・アリーナ)
【ラスベガス(米ネバダ州)4日(日本時間5日)=勝田成紀】世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(32)=大橋=が、挑戦者のWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(29)=米国=に8回45秒TKO勝ち。米国のCOMPUBOXのデータによると、カルデナスの290発に対し、井上は462発のパンチを打ち込んでいた。
両陣営とも、ジャブを警戒していたが、井上が242発繰り出して、158発のカルデナスを圧倒。試合の主導権は井上が握っていた。強打の数も井上220発に対しカルデナスは132発。実に49・1%の命中率だ。井上がダウンを奪われた2回もパンチ数は51発と46発の挑戦者を上回った。勝負を決めた8回は21発中10発が挑戦者に打ち込み、カルデナスは12発返して当たったのは3発だけだった。
戦績は、井上が30戦全勝(27KO)、カルデナスが26勝(14KO)2敗。