井上尚弥 次戦は9月ムロジョン!12月にフェザー級挑戦予定も...「できる限りこの階級で戦います」
2025年5月5日(月)14時24分 スポーツニッポン
◇プロボクシング 世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチ 統一王者井上尚弥(大橋)<12回戦>WBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)(2025年5月4日 米ネバダ州ラスベガス T-モバイル・アリーナ)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)が21年6月以来、4年ぶり3度目のラスベガス凱旋を逆転KO勝利で飾った。挑戦者のWBA同級1位ラモン・カルデナス(29=メキシコ)を8回45秒TKOで破り、プロデビューから30連勝で4団体王座4度目の防衛に成功。世界戦通算23KO勝利は伝説のヘビー級王者ジョー・ルイス(米国)の記録を約77年ぶりに更新する歴代最多で、世界戦25連勝は元世界3階級制覇王者フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)らに並び歴代3位となった。
1415日ぶりに米国・ラスベガスでの防衛戦は激闘となった。2R終了間際にカウンターの左フックを被弾して尚弥がまさかのダウンを喫した。すぐにインターバルとなったが、ラスベガスは騒然となった。尚弥はラウンドを重ねるごとに、反撃が大きくなった。7R終盤にパンチの連打からダウンを奪い返して、8Rに猛攻するとTKO勝利を飾った。
ラスベガスで防衛を果たした尚弥は「9月にムロジョン・アフマダリエフと戦います」とリング上で宣言。
その後は12月には1試合限定でフェザー級に上げてWBA王者ニック・ボール(28=英国)との対戦プランが進められている。試合後会見で「いずれフェザー級に上がることを勧められると思いますか?」という海外メディアから質問が飛んだ。尚弥は「この階級で体をつくっていく。できる限りこの階級で戦います」と、今後しばらくはスーパーバンタム級で戦い続けることを口にした。