今季の鹿島に“ウノゼロの美学なし”鬼木監督、鈴木優磨、植田直通が口をそろえて「追加点を取らないと」

2025年5月6日(火)17時56分 スポーツ報知

鹿島・鈴木優磨

◆明治安田J1リーグ▽第15節 福岡0—1鹿島(6日・ベススタ)

 鹿島はFWレオセアラの今季9ゴール目による決勝点で、福岡を1—0で下した。前節の町田戦(1〇0)から中2日で行われたアウェー戦を制し、今季初の5連勝を飾った。

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 4戦連続のクリーンシート達成にも、チームの高揚感、満足感は限定的だった。鬼木達監督は1点を守り抜いたことに評価を示しつつも「2点目を意識して、これからも戦っていかないといけない」とキッパリ。「1点は事故で何かが起きるかもしれないので。自分たちの目指すサッカーはもう1つ(点を)取りにいくこと」と指針を示した。

 苦しい台所事情の中、途中交代選手も仕事を果たして1点を守り抜いた。それでも鈴木優磨は「前半のように、意図的にボールを動かしていく必要がある」と後半にロングボールが増えた展開に首をかしげ「簡単に相手コートに蹴り出しても、チームとしての成長につながらないフェーズに入ってきていると思う」と言い切った。

 4戦連続無失点の立役者・植田直通ですら、第一声は「すごく嬉しいが、やっぱり2点目。1点取って守ればいいという感情になりたくない」という反省点からだった。「2—0、3—0にしていくことはチームでも狙っている。改善しないといけない」と誓った。

 接戦を制す勝負強さは、優勝を目指すチームに必要不可欠。ただし、あえて接戦に持ち込む必要もなく、チームとしての「最善」は突き放すこと。監督と選手は、同じ方向を向き、レベルアップを志している。鈴木優磨は「(対戦が二巡目となる後半戦は)はっきり言って、まだ無理だなと個人的には。勝ち方って意味では、もっともっと成長していかないといけない」と高みを見据えた。

スポーツ報知

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