ソフトバンク・松本晴が今季初勝利 開幕11試合連続無失点「取りたいところで三振を取れた」

2025年5月6日(火)6時0分 スポーツニッポン

 ◇パ・リーグ ソフトバンク2—0西武(2025年5月5日 ベルーナD)

 ソフトバンクは松本晴の存在感がまたしても際立った夜になった。2回無失点の好救援で今季初勝利。開幕から11試合連続無失点の左腕は「大津さんから奪い取ったような感じなんで実感はないですけど、ゼロで抑えてチームが勝てたことが良かった」と穏やかな笑みを浮かべた。

 粘りの投球で無失点に抑えていた先発の大津を継ぎ2番手の5回から登板。先頭に二塁打を浴び「きょうは取られる展開かもな」と考えた。分岐点は1死三塁で3番・渡部聖を迎えた場面。鋭く落ちるチェンジアップで三振に抑えた。「取りたいところで三振を取れたのが(無失点を継続できている)要因ですね」とうなずいた。なお、2死一、三塁のピンチをしのぐと、6回も無失点に抑えた。

 3年目左腕は春季キャンプから先発ローテーション入りへ猛アピール。チーム事情から開幕からブルペンで待機し、リードされる苦しい場面やロング救援で結果を出している。「やっぱり難しい。気持ちのオンオフとか。自分がいいゾーン状態で投げられるか。いろいろ試行錯誤はしています」。手探りの日々の中、着実に結果を出している左腕。小久保監督は松本晴も含めた5投手の零封リレーに「きょうはピッチャーよ。あの流れでゼロ。力があるということ」と称えた。

 昨季はプロ初勝利を挙げたが、故障もあって通算投球回は新人王資格の30イニングを下回った。「資格が奇跡的に残ってるのは過去2年間の自分に感謝し、今年は頑張りたい」と今季を迎えた左腕。ゼロを並べた数だけ、その夢へと近づいていく。

 ≪大津は4回無失点と粘り≫

 H…先発の大津は4回6安打無失点と粘りの投球を見せた。4月9日のオリックス戦で5回途中5失点でKOされて以来2度目のマウンド。初回2死三塁は4番のネビンを150キロの直球で三振に抑えると、4回2死満塁などピンチの連続だったが、何とかしのいだ。「無失点で抑えることができたのは良かった。次はもっと長いイニングを投げたい」と視線を上げた。

スポーツニッポン

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