日本ハム・山県 23歳初安打もオリ・九里から!「自信につながる」 守備自慢が打率.308とアピール
2025年5月6日(火)6時0分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 日本ハム0—1オリックス(2025年5月5日 京セラD)
日本ハムのドラフト5位・山県秀内野手(23)が5日、オリックス戦に「2番・二塁」で出場し、6回に左前打を放った。今季5度目のスタメンで自身初の上位打線を任され、今月1日に迎えた23度目の誕生日後、初めての快音となった。打席数はまだ少ないが、打率・308をマーク。アクロバティックな守備は定評があるだけに、出場機会も増えていきそうだ。
1ゲーム差で敵地に乗り込んだオリックスとの首位攻防戦。打線は4安打で零敗を喫したが、新庄監督の期待にドラフト5位の山県が応えた。5試合ぶりのスタメンで、上位打線は初だったが、6回先頭で左前打を放ち、4月22日の楽天戦以来、プロ4本目の安打を放った。
「いい投手で、あまりヒットが出ない投手だと思うので、一本出たのは良かったと思います。これからの自信につながりますし、あの打席ではいいアプローチができたのかな」
4月18日に内野安打でプロ初安打をマークした九里から、23歳の1安打目も記録した。今月1日に誕生日を迎え、当日は、同学年でロッテのドラフト1位・西川や、早大の1学年下でプロ注目右腕の伊藤樹(4年)ら、たくさんの祝福メッセージをもらった。
1軍で誕生日を迎えられたことに、「ファイターズに入団した時には想像できなかった」と笑顔も見せていた。ただ、過去の誕生日では活躍した記憶はなく、今年も1日のソフトバンク戦では代走と守備で途中出場しただけで打席に立つ機会はなかった。それでも、打撃は好調で打率・308まで浮上した。
守備力の評価は高く、打撃でアピールできれば出場機会も増えそうだが、「(空振り三振と三飛の)1、2打席目は投手にとって“はい、ありがとうございました”という打ち取られ方だった。どうすれば、自分が投手にとって嫌な打者になれるかを考えたい」と反省する。そんな貪欲な姿勢も、飛躍を後押しする力になりそうだ。