早田ひな 現在は「暗いトンネルの中にいるような感覚」も...世界選手権は「心の底から楽しめそう」
2025年5月7日（水）13時4分 スポーツニッポン
5月17日に開幕する卓球の世界選手権個人戦（ドーハ）に臨む日本代表選手が7日、都内で公開練習を行い、その後に報道陣の取材に応じた。
前回大会のシングルスで銅メダルを獲得した世界ランキング7位の早田ひな（日本生命）は、今回はダブルスに出場せずシングルスのみ。今年1月の全日本選手権を制覇して出場権を手にした。
「今年の世界選手権は無理かなという諦めていたところもあったので。本当に楽しむだけの世界選手権にしたいなと思っていて（これまでの）世界選手権で一番、結果にこだわっていない」
昨夏のパリ五輪で左腕を負傷して長期離脱。まだ痛みがある状態で全日本選手権を制した。現在はほぼ痛みは生じないものの「新しい自分（になる）というところで、一旦、暗いトンネルの中にいるような感覚」という。「あんまり結果を求めていない世界選手権は初めて。だからこそ何かが起きるかもしれないし、起きないかもしれない。それは本当に運命な部分でもある。自分の卓球人生で一番、心の底から楽しめそうな世界選手権」と率直な思いを口にした。
