「甘さがある」町田・黒田監督、後半AT逆転負けで最近7戦1勝どまり
2025年5月8日(木)6時35分 スポーツ報知
試合に敗れた町田イレブン(カメラ・中島 傑)
◆明治安田J1リーグ ▽第15節 町田1—2京都(7日・町田GIONスタジアム)
2試合が行われ、町田はホームで京都に1—2で敗れた。リーグ戦はこの試合も含め、ここ7試合でわずか1勝。昨季3位のチームが10位と浮上のきっかけをつかめないでいる。広島はFWジャーメイン良(30)が2試合連続ゴールを奪い、敵地で湘南に1—0と勝利して5位に浮上した。
またしても町田の白星は遠かった。1—1で迎えた後半アディショナルタイム(AT)。京都DF福田に決勝弾を決められ、町田の選手たちはピッチに座り込んだ。痛恨の逆転負けで、今季2度目の連敗。黒田剛監督(54)は「非常に残念な結果。整理が出来ない」と声を絞り出した。
脳しんとうの疑いでピッチを後にした日本代表DF中山に代わって急きょ出場のDF望月が、ロングスローからプロ初得点を決め、幸先良く先制。その後、攻勢に出たが突き放すことができず、後半28分に同点、終了間際に逆転を許した。
昨季3位のチームは、なかなか再浮上のきっかけがつかめない。首位で迎えた10節から黒田体制初の3連敗で後退。第13節で5試合ぶり勝利も、前節は首位の鹿島に圧倒された。得点力不足も課題で、リーグ戦はこの試合も含め、ここ7試合で1勝と苦しんでいる。
泣きっ面に蜂で、今季フル出場だった中山にアクシデント。2得点5アシストのFW相馬も負傷でベンチ外だった。「最後までやりきれないところに我々の甘さがある。受け入れて次に進まなければならない」と黒田監督。町田の正念場は続く。(浅岡 諒祐)