大阪産業大が33季ぶり優勝 市川監督「試合中はずっとドキドキしてました」
2025年5月8日(木)13時32分 スポーツニッポン
◇阪神大学野球春季リーグ優勝決定戦 大阪産業大8—0関西外国語大(2025年5月8日 GOSANDO南港野球場)
大阪産業大が08年秋以来33季ぶり、11回目の優勝を果たした。
今季から指揮を執る市川哲也監督は「ホッとしました。試合中はずっとドキドキしてました。選手たちがしっかりとデータを活かしてやってくれました」と、試合後は声を弾ませた。
1回裏、1死二塁で3番DH北橋佳太郎(4年=尽誠学園)が中前に先制タイムリー打を放った。北橋は、3年生まで一度もベンチ入りの経験がなく、この春から主軸打者として起用されるようになった。「正直、3年生の秋にメンバー入りできなかった時はもう厳しいのかなと思いました。でも、負けない気持ちを持って(メンバー入り選手たちを)抜かしてやると練習を積みました」。2回には右翼手の頭を越す2点三塁打も飛び出し、一挙6点のビッグイニングに貢献し、試合の主導権をガッチリ握らせた。
今秋のドラフト候補、小出望那主将(4年=大産大付)は「素直にうれしいです。大学選手権では、個人的には思い切りプレーすることと、チームとしてはまず1勝を目指したい」と、全国の舞台に思いを馳せていた。