日本ハム・金村、1失点完投で3勝目 今季すでに2完封 チームは首位オリとゲーム差なしに再接近

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　◇パ・リーグ　日本ハム2—1楽天（2025年5月9日　エスコンF）

　日本ハムは9日の楽天戦（エスコンF）に勝利し、引き分けを挟んで今季5度目の2連勝を飾った。先発登板の金村尚真投手（24）は1失点の完投で今季3勝目。2回に石井一成内野手（31）が先制適時打を放った。

　すでに今季2度の完封勝利を挙げている金村は中11日のマウンド。2回に3者連続三振を奪うなど、完璧な立ち上がりから5回まで1安打無失点の快投を見せた。

　打線も幸先よく先制した。2回1死一、二塁の好機で「9番・二塁」の石井が楽天・滝中から先制の右前適時打。「打ったのはシンカー。これまで抑えられていた相手だったので、最初のチャンスが大切だと思っていた。いい結果になってよかった」と声を弾ませた。

　3回にも野村の中越え適時二塁打で1点を加えたが、4回の2死満塁、5回の1死一、三塁の好機では無得点。つながりを見せながら最後の一本が出なかった。

　金村は8回に1失点。9回には1死二、三塁のピンチを迎えたが無失点で乗り切って今季3勝目を挙げた。チームは引き分けを挟み今季5度目の2連勝で、この日敗れた首位・オリックスとゲーム差なしに再び肉薄した。

　▼石井　（この日3安打に）打撃の調子は悪くない。後ろで守っていて金村は頼もしかった。

　▼野村　うまく反応して打つことができました。追加点を取れて良かったです。

　▼金村　自分自身も試合も凄くハラハラする試合だった。久しぶりに田宮と（バッテリーを）組んだのでしっかり話して配球通りに投げた。中継ぎの方をしっかり休ませるために、一人で投げきるという気持ちだった。守備にたくさん助けられたし、自分だけの力ではないので感謝している。