日本ハムの2年目左腕・細野が15日オリ戦先発内定!達に続け今季初先発、そしてプロ初勝利だ

2025年5月9日(金)6時0分 スポーツニッポン

 北の怪腕がようやく出番だ。日本ハムの23年ドラフト1位・細野晴希投手(23)が15日のオリックス戦(エスコン)で、今季初登板初先発することが8日、内定した。今季は先発陣の層の厚さから開幕2軍スタートも、イースタン・リーグで7試合に登板し2勝1敗、防御率2・10をマーク。「将来の左のエース」と期待される最速158キロ左腕が、4日に今季初勝利を挙げた達孝太投手(21)に続き、待望のプロ初勝利を狙う。

 開幕から32試合を終え、チーム防御率は現在リーグトップの2・45。リーグ屈指の好投手がそろう充実した先発ローテーションにまた一人、生きのいい左腕が加わろうとしている。大卒2年目の細野が、15日のオリックス戦で今季初登板初先発することが内定。最速158キロを誇る怪腕に、ようやくチャンスが巡ってきた。

 豪華な先発陣の影で爪を研いできた。先発ローテーションは伊藤、加藤貴、山崎の3本柱に金村、北山が成長。開幕は2軍スタートとなったが、イースタン・リーグでは7試合に登板し2勝1敗、防御率2・10。7日のイースタン・リーグのヤクルト戦では154キロを計測し、スプリットなど多彩な変化球の質の高さを見せていた。

 プロ初登板となった昨年6月18日の阪神戦(甲子園)は4回1/3を2安打1失点。同7月3日のロッテ戦(エスコン)では5回6安打3失点の粘投も初勝利はお預けとなった。その後に左肩痛の影響で1軍登板はなかったが、今春のキャンプで新庄監督は「ボールだと思うような低さから伸び上がってくる」と、その潜在能力を高く評価していた。

 昨オフには千葉県市川市の動作解析施設「ネクストベース」に足を運んだ。投球フォームの力学的数値などを測定し、より効率良く出力を出せるフォームへ微調整。また、これまで軟らかく使っていた胸周りの剛性(変形のしづらさ)を高めたことで左肩の負担も軽減されるなど、1年間を通して投げ続けられるフォームの習得を目指してきた。

 1日のソフトバンク戦では、台湾から新加入の古林睿煬(グーリン・ルェヤン)が来日初勝利。4日の西武戦では達が今季初勝利を挙げるなど、先発ローテーションに新戦力が加わった。細野も続いて結果を残せば、まさに「投手王国」が築かれる。「先発が中6日で回る時に(1軍へ)上がり、ずっと上で投げる。その準備をしたい」と話していた細野。まずは待望のプロ初勝利を挙げ、ローテーションの一角をつかみ取る。(清藤 駿太)

スポーツニッポン

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