阪神の“竜キラー”村上 10日スライド登板へ「しっかり調整したい」チームの中日戦連敗止める!
2025年5月10日(土)5時15分 スポーツニッポン
阪神・村上が、10日の中日戦にスライド登板する。先発予定だった9日の中日戦が降雨中止となり、「やるつもりで来ていたので。残念だなという感じです」と肩を落としていたのも、つかの間。すぐさま、次の登板へと目を向けていた。
「おととし、去年と(先発ローテーションを)経験させてもらったので、そこはしっかり調整したい」
“竜キラー”で先手必勝を期す。甲子園での中日戦は通算5戦5勝と無類の強さを誇る村上。今季も4月11日に対戦があり、5回4安打3失点で3勝目を手にした。ただチームは同12日、そして同29日から5月1日の敵地・バンテリンドームでの3連戦ですべて敗れ、目下、中日戦4連敗中。仮に敗れれば19年以来6年ぶりの対中日5連敗となる。チームは目下2カード連続勝ち越し中。その勢いを維持するためにも、ここで“負の連鎖”を断ち切りたい。そこで村上のスライド起用だ。
「もう少し長いイニングを投げられた試合もある。そこは反省ですけど、ここまで勝ち星は順調かなと思います」
開幕から全6試合で金曜日登板を続け、リーグトップタイ5勝を挙げている右腕がスライドすることにより、先発ローテーションも再編される。11日は、ここまで初先発から3週連続で日曜日に先発しており、まだ経験の浅い伊原を、予定通り投入予定。10日に先発予定だったデュプランティエを、来週に回すことになる。
23年には予告先発されていた5月6、7日広島戦が2日連続で降雨中止となり、9日ヤクルト戦に先発するという異例の連続スライド登板を経験したこともある村上。「あまり気にせずに、いつも通り投げられれば」。ローテーションを任されて3年目。経験豊富な右腕が「いつも通り」竜を料理する。(松本 航亮)