阪神・森下 一発欲を封印「今の成績で自分は満足していない」球団生え抜き初の5試合連発王手も
2025年5月10日(土)5時15分 スポーツニッポン
球団生え抜き初の5試合連続本塁打に王手をかけている阪神・森下が、“一発欲”を封印して10日の中日戦に臨む。目下4試合連続本塁打中だが、報道陣に「調子は良くない。本塁打は狙いません」などと話し、地に足を着けて試合に向かう。
かねて「結果的にその1本が本塁打だったら最高な形」と話しており、背番号1が求めるのはチームを勝利に導く1本で、その延長線上に本塁打がある。とはいえ舞台は通算32本塁打のうち13本のアーチを架ける聖地・甲子園。自然体で臨めば結果はついてくる。
この日の一戦は“水入り”も、「別に普通です。今日が中止でどうこうはない」と意に介さない。室内でのフリー打撃前には体幹を意識しながら、メディシンボールを使ったトレーニングを反復。好調の要因の一つに挙げる理想の「構え」構築に余念はなかった。
打率・343、46安打、出塁率・386を誇るものの「今の成績で自分は満足していない。やるべきことがいっぱいある。それを自分の中で落としこんでいく作業をずっとしている」と頼もしく話した。(石崎 祥平)