日本ハム・新庄監督「しんじょう(心臓)に悪い試合...」薄氷1点差勝利 完投3勝・金村も「凄くハラハラ」
2025年5月9日(金)22時1分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 日本ハム2—1楽天(2025年5月9日 エスコンF)
2位の日本ハムは9日の楽天戦(エスコンF)に2—1で勝利し、引き分けを挟み今季5度目の2連勝を飾った。先発登板した金村尚真投手(24)は7安打1失点の完投で今季3勝目。この日敗れた首位のオリックスとゲーム差なしに再接近した。
2—0の8回に1点を返され、9回には1死二、三塁のピンチを乗り切った。しびれる展開に新庄剛志監督(53)は試合後、球団を通じて「しんじょう(心臓)に悪い試合でした」とコメント。「あとは選手に聞いてあげて」とナインの粘りを称えた。
すでに今季2度の完封勝利を挙げている金村は中11日のマウンド。2回に3者連続三振を奪うなど完璧な立ち上がりから、7安打1失点9奪三振で完投勝利を飾った。
116球の熱投を振り返り「自分自身も試合も凄くハラハラする試合だった。中継ぎの方をしっかり休ませるために一人で投げきる気持ちだった」。9回に迎えた一打逆転のピンチにも「絶対に点を与えないという強い気持ちで投げた」と141キロのスプリットで楽天・村林を三ゴロに打ち取った。「守備にたくさん助けられたし、自分だけの力で完投できたわけではない」と仲間に感謝した。