5回5失点の山本由伸に「いつもほどキレがなかった」ドジャース指揮官 今季初中5日の影響は否定
2025年5月9日(金)14時17分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース3—5ダイヤモンドバックス(2025年5月8日 フェニックス)
ドジャースの山本由伸投手(26)が8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発登板。メジャー2年目で初めて満塁弾を被弾するなど、5回を投げ今季ワーストの6安打5失点で3敗目を喫した。
試合後、ロバーツ監督は「いつもほどキレがなかったですね。(相手3番打者)スミスへのフルカウントのブレーキングボール、もしストライクを取れていたら、展開は変わっていたと思います」と4回、先頭スミスを四球で歩かせた場面を指摘した。
続けて「その後、カウントを不利にして満塁に。モレノに2ボールから投じたカットボールにはいいスイングをされたと思います。逆方向に打たれました。素晴らしいスイングでした」と満塁弾を放った相手6番・モレノを称えた。
また、5回に一発を浴びたマルテに関しては「良い球を投げたと思いました。低めインコースで、ほんの少し甘く入ったかもしれませんが」と悪い球ではなかったとした。
その上で「全体として今日の彼は完全な状態ではなかったのと思います」と本調子ではなかったと分析した。
この日は今季初めて中5日でマウンドにあがったが、登板間隔について指揮官は「昨年も同じようなことをやっていましたし、今回のように5日間の登板間隔でどうだったか、細かいことまでは正直覚えていませんが、今日の内容に関して言えば、私は良かったと思います」と特別影響はなかったと指摘。「序盤はスプリットにややキレがなく、思うような鋭さが出ていなかったですが、グランドスラムを浴びたあとは逆に良くなってきた。ですので、今日のパフォーマンスが疲労によるものだったとは思っていません」とした。
さらに「試合に入る段階でも、彼の球はしっかりしていました。ファストボールには力がありましたし、ただ少しのところでコースを外していた、という印象です。ストライクゾーンのすぐ外側に外れてしまうような球が何球かありました」と中5日の影響ではなく、微妙な制球に苦しんでいたとした。