森保監督が長友を招集する理由を熱弁「全てがポジティブ。大和魂を注入してくれる」
2025年5月9日(金)16時31分 スポーツニッポン
日本代表の森保一監督(56)が9日に都内で開催されたトークイベントに出演し、MF長友佑都(38=FC東京)を選出する理由を熱弁した。22年W杯カタール大会を最後に一時は招集を見送る時期があったが、24年アジア杯カタール大会の準々決勝敗退を受け、その後は再び招集を続けている。
指揮官は進行役からベテランサイドバックに関する質問を振られ「選手として使えるかどうかを見て、彼のパフォーマンスは代表でもまだまだ貢献してもらえる。まずそれが大切なこと」と強調。その上で「彼のキャラクター、経験、出せるパフォーマンス、ピッチ内外の全てがポジティブですね。全てが後輩の選手たちにポジティブな最高の好影響を与えてくれている。自分はできる、日本はできると思ってやってくれているので、それが全体にも伝わる」と絶賛した。
長友は日本代表としてW杯に4度出場。インテル・ミラノ時代には欧州CLで決勝トーナメントの舞台にも立った。一方で明大時代にはケガなどでレギュラーでない時期も経験。
森保監督は「クラブでも代表でも世界的な経験がある。大学で最初はレギュラーではなかった選手が努力してトップトップに上り詰めたので、いろんなアプローチで後輩にアドバイスできる。選手でありながらコーチの役割もしてくれる。(他の選手は)コーチ、監督から言われるのではなくて同じ目線にいる経験のある先輩から言われることがよりスムーズに吸収できるのではないかと思う。日本を背負って戦う上で大和魂を注入してくれる選手がいることは絶対的に必要」とした。