思わずバット投げ捨てる“バンザイ弾”で驚異の7戦5発! 止まらない大谷翔平の異次元さを物語る「1.138」
2025年5月10日(土)15時54分 ココカラネクスト

打った直後に、両手をあげ、勝ち越しホームランを確信した大谷。(C)Getty Images
快進撃が止まらない。
現地時間5月9日に敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に大谷翔平(ドジャース)は「1番・DH」で先発出場。11-11で迎えた9回の第6打席に今季第12号となる勝ち越し3ラン本塁打を放った。
【動画】絵になる男、大谷翔平 ダイヤモンドバックス戦で放った確信の12号をチェック
まさしく千両役者な一振りだった。第1、2打席は連続二塁打を放っていた大谷は、その後2打席凡退で迎えた9回の最終打席に見せた。
チームが3点差を詰めた9回1死一、二塁での打席で相手変則右腕ライアン・トンプソンと対峙した背番号17は、カウント1-2と追い込まれる。それでも「コンタクトすることだけを最後は考えていきました」と真ん中低めに投じられたスプリットを強振。打った瞬間に本人がバットをポーンッと投げ捨て、両手を突き上げて見送った打球は、打球速度113マイル(約181.86キロ)で右翼席に着弾した。
敵地が熱狂する異例の光景が広がった。それはひとえに最大の勝負所で最高の結果を出した大谷の凄みに、球場全体が吞み込まれた証左のようでもあった。
もうどうにも勢いは止まりそうにない。直近7試合で5本塁打となった大谷は、同期間中に打率.414のハイアベレージを記録。史上初となる2年連続「40-40(40本塁打、40盗塁)」も現実的な射程圏としている。また、一時は打点の少なさも指摘されていたが、同期間中は10打点と量産体制に入ってきている。
さらに図抜けたパワーを発揮している点も末恐ろしい。直近7試合での大谷の長打率は、1.138と異次元とも言うべきスタッツとなっている。これはほとんどの打席で長打を放っている証であり、相手投手からすれば、恐怖以外の何物でもない。
当たり前のように主砲の責務を果たし続ける大谷。その規格外さはより一層際立ってきている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
関連記事(外部サイト)
- 「なんてことだ」の確信弾! 猛打賞の大谷翔平が土壇場で放った衝撃の一打に米愕然「スーパースターは、またMVP級のシーズンを」
- “死に体”を抱え込むことになれば「腹立たしい」ド軍新加入の32歳を「起用し続けたい」指揮官の我慢はいつまで
- 「ブーイングは彼を奮い立たせるだけだ」大谷翔平が放った“9回土壇場の11号”に地元メディア興奮 ドジャース敗北も「そんなことはどうでもいい」
- 「最高のコマンドではなかった」中5日の山本由伸に“落胆” まさかの満塁弾&ソロで5失点降板 防御率0点台から「1.80」に
- ド軍の15年提示拒否の“新事実” 代理人が証言した大谷翔平の美学「15年後に『こいつは誰?』と思われたくなかった」