吉良大弥「試合のどこかで倒す」 予備計量で超過の相手は再々計量でパス…井岡一翔の世界戦アンダーカード
2025年5月10日(土)15時42分 スポーツ報知
計量をクリアしポーズする吉良大弥 (カメラ・堺 恒志)
◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・フェルナンド・マルティネス—同級6位・井岡一翔▽ライト級(契約体重133ポンド=60・3キロ以下)10回戦 堤駿斗—ハイメ・アルボレダ▽フライ級(契約体重110ポンド=49・8キロ以下)8回戦 吉良大弥—ジャクソン・サパタ(5月11日、東京・大田区総合体育館)
WBA世界スーパーフライ級6位の井岡一翔(志成)が同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に挑むダイレクトリマッチのアンダーカードに出場する選手の前日計量が10日、都内で行われた。“セミ・セミファイナル”では、プロデビュー2連続KO勝ちのWBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)6位の吉良大弥(志成)はWBA世界ライトフライ級13位ジャクソン・サパタ(ベネズエラ)と契約体重110ポンドのノンタイトル8回戦でグラブを合わせるも、サパタは予備計量の段階で規定体重オーバーとなり、2時間以内での再計量でパスするため減量を優先して公開計量には参加せず。吉良が先に一人で計量に臨み、リミットの49・8キロでクリアした。
「オーバーの幅は大きくない(300グラム)ので、影響はないかなと思っている。そんなに心のブレはないです」と吉良。サパタは無事に再々計量で、リミットの49・8キロでパス。試合は予定どおり行われる。
試合に向けて、井岡や東洋太平洋フライ級王者・飯村樹輝弥(角海老宝石)らの胸を借りてスパーリングを重ねてきたという吉良。「前回、前々回と1ラウンドKOでいい勝ち方をしたが、今回はしっかり見て、流れの中でどこかでKOできたら」と力を込めた。
戦績は、33歳のマルティネスが17戦全勝(9KO)、36歳の井岡が31勝(16KO)3敗1分け、25歳の堤が6戦全勝(3KO)、30歳のアルボレダが20勝(15KO)3敗、21歳の吉良が2戦2勝(2KO)、28歳のサパタが11勝(9KO)2敗2分け。
試合はABEMAでライブ配信される。