【リーグワン】横浜・嶋田直人の引退試合に惜別の大拍手「やり切りました」今後は指導者の道へ

2025年5月10日(土)19時13分 スポーツニッポン

 ◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部最終節 BL東京 49—28 横浜(2025年5月10日 東京・秩父宮ラグビー場)

 首位のBL東京が横浜を49—28(前半21—14)で下して15勝2敗1分けとした。3トライ差以上の勝利で得られるボーナスポイントも獲得。総勝ち点を71に伸ばし、トップリーグ時代の2010〜2011シーズン以来となるレギュラーシーズン1位が確定した。

 横浜は、この試合限りで現役引退となるFL嶋田直人(33)がゲーム主将を務めて先発出場。前半終了間際にはFW陣で体を張って相手のトライを防ぐなど、最後まで献身的なプレーを見せた。後半21分、途中交代でピッチを退く時には1万人超の観客から惜しみない拍手が贈られた。

 嶋田は最後の試合前のミーティングで「キツくなった時にもう一度立ち上がるのは気持ち、チーム愛だ」と熱弁。CTB田村優(36)が「最後に泣かされました」と言うほどチームの感情を高めた。試合後は「負けてしまって残念だけど(横浜キヤノン)イーグルスらしさは出せた。ジャッカル(スティール)もしたし、やり切りました」とすがすがしく話した。

 チーム生え抜き初の公式戦100試合出場を昨年12月の第2節・神戸戦で達成し、通算出場回数は112まで伸ばして現役生活を終えた。目標としていた今季の優勝には届かず。それでも「この悔しさが今後の人生の糧になる。良いラグビー人生でした」と振り返った。今後は指導者の道に進む予定。大学時代に教員免許は取得済みだが、高校や大学といったどのカテゴリーで指導するかは未定で「あまり考えていない。また決まれば報告できるかなと思います」と話した。

スポーツニッポン

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