名将の後を継ぐ近江・小森新監督は悔し準優勝

2025年5月10日(土)17時12分 スポーツニッポン

 ◇春季高校野球滋賀大会決勝 近江0—8滋賀学園(2025年5月10日 マイネットスタジアム皇子山)

 近江は滋賀学園に大敗し準優勝。甲子園大会で2度の準優勝など通算28勝を挙げ3月末で勇退した多賀章仁前監督(現総監督)の後任として4月1日付で就任した小森博之新監督は、指揮官として臨んだ初の公式大会を最高の結果で飾ることはできなかった。

 「コーチの感覚で試合にいってしまった。非情になれなかった」

 決勝戦を控え、先発メンバーを決めるのに、自身の頭の中で「4度試合をした」という。だが、良いイメージを持って送り出した先発左腕の平井達基(3年)が2回に捕まり一挙6失点。「期待しすぎた」と交代のタイミングが遅れたことを悔いた。

 同校OBである小森新監督は2001年夏の甲子園大会で準優勝した時の主将で正捕手。佛教大を経てコーチに就任し恩師である前監督をサポートしてきた。

 「コーチは選手をつくる側。何で(試合で)使ってくれないんだと思ったが、(監督になって)多賀先生がおっしゃっていたことが分かるような気がします」

 滋賀学園には昨秋の滋賀大会準決勝で2—14(8回コールド)と大敗。今夏の甲子園出場に向け、最大のライバルとなることは間違いないだけに、ひと冬越えて、どれだけ差を詰められたか示す一戦だったが、思うような結果は出なかった。それでも悲観はしていない。「心も体も、考え方もシャープにならないと」。監督としてはスタートしたばかり。全てを「良い経験」とし「シン近江」をつくりあげる。

スポーツニッポン

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