新庄日本ハム 史上初“逆転満塁弾返し”で3連勝 万波トップ独走9号、2発で6打点大暴れ
2025年5月10日(土)17時41分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 日本ハム8—7楽天(2025年5月10日 エスコンF)
日本ハムは10日の楽天戦(エスコンF)に8—7で勝利し、引き分けを挟んで今季4度目の3連勝を飾った。3—2の4回に、先発の加藤貴之投手(32)が楽天・村林に逆転の満塁本塁打を浴びたものの、4—6の6回に万波中世外野手(25)がこの日2本目となる逆転の9号満塁本塁打を放った。
先発の加藤貴にとってはプロ初の満塁被弾となった。レイエスの7号ソロと万波の単独トップに躍り出る8号2ランで3—0として迎えた4回。連続二塁打から1点差に詰め寄られると、村林に129キロのカットボールを左翼スタンドに運ばれた。
それでも打線が奮起した。1点を返して4—6で迎えた5回。無死満塁の絶好機から万波が2回の8号2ランに続き、単独トップを独走する9号満塁本塁打を放ち、再び逆転に成功した。
両チームが満塁本塁打を放つのは史上18度目でパでは8度目。2本ともが逆転弾となるのはプロ野球史上初の記録となった。
6回に1点を返されたものの、救援陣がリードを守り切り勝利。日本ハムが引き分けを挟み今季4度目の3連勝で、今季最多の貯金5とした。
▼万波 (2回の8号2ランは)完璧でした。(5回の9号逆転満塁本塁打は)ゲッツーを打ちたくないので“打球が上がれ”と思って打った。少しこすったが、間違いなく本塁打だと思ったのでチンタラ走った。(パ単独トップの9本塁打は)気が早いが一番は悪くないです。