月間MVP賞 セは巨人・伊織&岡本 防御率0.00の無双「走りきった」 パは西武・隅田、オリ・太田
2025年5月10日(土)5時0分 スポーツニッポン
セ、パ両リーグは9日、3、4月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表し、セは巨人の山崎伊織投手(26)と岡本和真内野手(28)、パは西武・隅田知一郎投手(25)とオリックス・太田椋内野手(24)が選ばれた。山崎は23年7月度以来2度目、岡本は昨年9、10月度以来4度目で、巨人では投手、打者部門ともに受賞はそれ以来。隅田、太田はともに初受賞となった。受賞者には大樹生命保険株式会社から賞金50万円などが贈られる。
巨人・山崎は4月は5試合で4勝0敗、防御率0.00と無双し「3、4月走りきったと思うので、凄くうれしいです」と喜んだ。オープン戦こそ苦しんだものの、今季初登板となった4月2日の中日戦で8回無失点。好発進の勢いをキープし開幕から36回無失点のセ・リーグ記録も樹立した。「いろいろな方に支えてもらい、良い方向に行くように手助けしてもらった」と感謝した。
▼巨人・岡本(昨年9、10月度に続く4度目の受賞。左肘のじん帯損傷から早期復帰を目指してリハビリ中)キャンプから取り組んできたことを続けた中で、ある程度打てたのかなと思う。4月だけと言われないように、1年間頑張りたい。
【西武・隅田 支えに感謝】
パの投手部門は西武・隅田が初めて受賞した。4月は開幕から4連勝。4月5日のソフトバンク戦で今季初勝利を飾ると、その後3試合まで計26イニング連続無失点を記録するなど4月防御率0.58と抜群の安定感を示し「僕だけの力で獲れた賞ではないのでチームのみんなに感謝したい」と語った。月間4勝は19年9月度に同賞を受賞したニール以来の球団最高記録となった。
【オリ・太田 7年目で初】
7年目で初受賞の太田は「後半から獲れるかなと思って、ちょっと意識していました」と笑みを浮かべた。3、4月の27試合で打率.411で、4月の月間39安打は84年のブーマー、03年谷佳知に並ぶ球団右打者の最多記録。「オフもずっと練習で投げてくれていたので。これからもっと打てるように頑張りたい」と球団の打撃投手を務める父・暁さんに感謝していた。