ヤクルト・内山 巨人撃ち初4番弾「緊張はあったけど、しっかりスイングできた」つなぎの4番が大仕事
2025年5月10日(土)5時30分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ ヤクルト5−2巨人(2025年5月9日 神宮)
ヤクルトの「新4番」が豪快なアーチで試合を決定付けた。8回、3番茂木が放った3号ソロの余韻が残る中、内山が5番手ケラーの初球の直球をフルスイング。「捕られるかなと思ったけど、伸びてビックリした」。2者連発で3点差に広げる一振り。23年7月17日以来の一発で、2年前も神宮での巨人戦で放ったものだった。
プロ5年目、通算208試合目にして初めて4番に座った。スタメン表を見て「凄くビックリしました」と驚きつつ、「ロング(長打)が打てるのが自分の長所。緊張はあったけど、しっかりスイングできた」と起用に応え、チームの連敗は2でストップした。
村上、塩見、長岡ら主力に離脱者が相次ぎ、打順は試行錯誤が続く。今季は29試合で26通りのオーダーを組み、4番はサンタナ、オスナ、茂木、山田を日替わり起用してきた。この日は長打力に加えてつなぎ役も担える「つなぎの4番」として内山を抜てきした。3番茂木、5番オスナとクリーンアップ3人全員がアーチでそろい踏み。全員野球で難局に立ち向かい、浮上への道を切り開いていく。(重光 晋太郎)