巨人・岸田行倫 今季2度目のスタメンマスクできっちりV打 4の0も右打ち二ゴロで決める
2025年5月10日(土)23時1分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人3—2ヤクルト(2025年5月10日 神宮)
巨人の岸田行倫捕手(28)が10日のヤクルト戦(神宮)で5番に入り、今季2度目のスタメンマスク。好リードに加えて、打席では4打数無安打も内野ゴロできっちりと決勝点をもぎ取り、勝利をものにした。
岸田は昨季もコンビを組んだグリフィンが今季初先発となった今月4日のDeNA戦(横浜)で6番に入り、開幕から30試合目で今季初のスタメンマスク。グリフィンを好リードするとともに274日ぶりとなる今季1号本塁打を含む2安打2打点と活躍し、チームの単独首位浮上に貢献した。
そのグリフィンが中5日で先発マウンドに上がったこの日もコンビを組んだ岸田。1—1で迎えた4回、1死二、三塁で入った第2打席で相手先発右腕・ランバートから右打ちして二ゴロを放ち、三走・若林が勝ち越しホームイン。これが巨人の決勝点となった。
5回は2死走者なしの場面からサンタナを3打席連続四球で一塁に歩かせたグリフィンがマウンドでイライラした様子を見せると、すかさずマウンドへ。グリフィンは続く内山を3球三振斬りして勝利投手となった。
また、2—1で迎えた7回には無死一塁で赤羽の捕手前に転がった送りバントを素手で捕球しようとして握れず、無死一、二塁とピンチを広げたが、3番手左腕・中川と力を合わせて無失点。昨年7月5日のヤクルト戦(神宮)では3号3ラン含むプロ初の1試合6打点と爆発していたが、今年は静かに、でもきっちりと勝利に貢献した。