【陸上】柳田 9秒95V!追い風4・5メートル参考も非公認日本歴代3位「次は公認で出したい」

2025年5月10日(土)4時55分 スポーツニッポン

 ◇陸上関東学生対校選手権第2日(2025年5月9日 神奈川・相模原ギオンスタジアム)

 男子1部100メートル決勝で、パリ五輪400メートルリレー代表の柳田大輝(21=東洋大4年)が追い風4・5メートルの参考記録ながら9秒95の好タイムで2年ぶり3度目の優勝を飾った。自身2度目となる追い風参考での9秒台で9月の世界選手権(東京)に向けて弾みをつけた。同2部決勝でも好調の守祐陽(もり・ゆうひ、21=大東大)が追い風3・9メートルの参考記録ながら9秒97を出して頂点に立った。

 大型スプリンターの柳田が、強風に乗って快走した。号砲から飛び出し、中盤以降の加速で一気に引き離した。非公認タイムでは日本歴代3位の9秒95。直前の2部決勝で守が出した9秒97をすぐに上回り、会場がどよめいた。「去年の(9秒)97を超えられたので良かったけど次は公認で出したい」と苦笑いで振り返った。

 昨年6月の学生個人選手権で初めて9秒台の世界を体感。それでもパリ五輪選考会の日本選手権は3位に終わり、個人での五輪出場はかなわず。五輪本番は400メートルリレーで予選2走を任されながら決勝で外れ、涙をのんだ。「東京世陸でこそ、という思いがあった。たまに思い出しながら練習していた」。ひと冬越え、また強くなった。

 公認の自己ベストは10秒02。23年に準決勝まで進んだ世界選手権の参加標準記録は10秒00となっている。「やることをやったら公認でも出せると思う」。シーズン序盤戦で確かな手応えを得た。

スポーツニッポン

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