大谷翔平、今季初の3戦連発ならず ドジャース完封負け 元サイ・ヤング賞右腕から8試合連続安打も
2025年5月11日(日)11時24分 スポーツ報知
◆米大リーグ ダイヤモンドバックス3—0ドジャース(10日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)
ドジャースが10日(日本時間11日)、敵地・Dバックス戦で今季3度目の完封負け。同じナ・リーグ西地区の相手に連勝はならず、26勝14敗の貯金12となった。「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(30)は今季初の3試合連発とはならず、3打数1安打1四球だった。
Dバックスの先発、C・バーンズ投手(30)と大谷はこの日まで通算6打数3安打の打率5割、1本塁打、1打点。21年サイ・ヤング賞右腕がオリオールズに所属していた昨年8月28日(同29日)、自身と愛犬・デコピンのボブルヘッドデーとして行われた試合では先頭打者本塁打を放っていた。この日も初回先頭で8試合連続ヒットとなる右前打をマーク。打球速度109・5マイル(約176・2キロ)と火を噴くような当たりだった。3回2死二塁の第2打席は3ボールから申告敬遠で勝負を避けられた。
5回1死二塁の第3打席は二ゴロ、8回先頭の第4打席は2番手右腕・ネルソンから右飛に倒れた。チームもバーンズに7回5安打無失点に封じられ、前日14得点の打線が沈黙した。
前日9日(同10日)の同戦で、大谷は11—11の9回1死一、二塁で2戦連発の12号決勝3ラン。打った瞬間にバンザイ。MLBが公式Xで「もはや映画」と表現した名場面が生まれ、敵地ながらMVPコールが巻き起こった。この日も豪快な一撃が期待されたが、1安打にとどまった。
真美子夫人、長女と会えない今季最長のビジター10連戦もこの日が9戦目。あと2試合で家族の待つロサンゼルスに帰ることができる。チームはT・ヘルナンデス、エドマンら主力打者に負傷者が出始めており、大谷へのマークはより厳しくなっているが、11日(同12日)の「母の日」に連戦を締めくくる花火をあげる。