ド軍指揮官 敵地10連戦6勝4敗に満足げ「今回の遠征は成功」前日に首位陥落も1日で首位再浮上
2025年5月12日(月)8時49分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース8—1ダイヤモンドバックス(2025年5月11日 フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。2打席凡退して迎えた第3打席で中前打を放ち、今季最長を更新する9試合連続安打に伸ばした。第4打席も右前適時打を放ち、2試合ぶりのマルチ安打をマークした。母の日は初の野手出場となった2021年から通算で16打数5安打4打点。チームはフレディ・フリーマン内野手(35)が一発を含む4安打3打点の活躍を見せるなど18安打8得点で快勝し、敗れたパドレスを抜いて1日で首位に再浮上した。
1—0の5回先頭で迎えた第3打席。右腕ギャレンに対し、カウント1—1から外角に沈むチェンジアップを捉えると、二遊間を破って中前打。ベッツが左翼への二塁打でつなぐと、初回にも先制の適時二塁打を放っているフリーマンが犠飛を打ち上げてチーム2点目を奪った。大谷は両リーグ単独トップの得点を44に伸ばした。また、スミスにも適時打が生まれ、この回2点目を挙げた。
第4打席は3—0の6回2死三塁。対大谷対策として2番手に左腕マンティプライが投入されたが、カウント1—1からカーブを捉え、打球速度111マイル(約178.6キロ)の痛烈な打球で右前に運び、2試合ぶりの打点をマークした。しかし、一塁走者としてけん制球に誘い出されると、大谷はそのままスタートを切って二塁を狙ったがタッチアウトになった。
この日の試合前には自身のインスタグラムを更新。「HappyMother’sDay」と母の日を祝福した。カーネーションに見立てた赤い花の絵文字を添え、真美子夫人と生まれたばかりの愛娘の手を握り合う写真も投稿された。
母の日の野手出場はメジャーでは2021年が初めて。昨季は腰の張りを訴えて大事を取って欠場したが、21、22、23年も安打をマークしており、母の日は出場した4試合で全て安打を放った。21年以外は全て打点もマークしている。
敵地10連戦を6勝4敗と勝ち越しで終え、貯金は再び今季最多タイの13とした。
首位に再浮上した試合後、デーブ・ロバーツ監督は「今回の遠征は成功だったと思う。ブレーブスとのシリーズに勝ち、マイアミでも勝ち、ここではうまく立て直して、調子のいいチーム相手に(2勝2敗の)引き分けに持ち込めた。全体的に非常に前向きな遠征だった。オフ明けからはホームで良いスタートを切りたい」と合格点を与えた。
また、5回3安打無失点で2勝目を挙げたゴンソリンについて、指揮官は「通常の間隔での登板だったが、とても良い仕事をしてくれた。試合が進むにつれてさらに良くなっていったと思う。先頭打者へのストライク率が非常に高く、相手打者を翻弄していた。変化球も冴えていて、5回をしっかり投げてブルペンにつないでくれた。今日の試合ではカービー(イエイツ)を温存できたのも大きかった」と称えていた。