【大学野球】大商大・真鍋 右肘にひび「体の痛みより...」7季連続Vへ19日大経大戦へ闘志―
2025年5月19日(月)5時0分 スポーツニッポン
関西六大学野球連盟で7季連続優勝を狙う大商大は19日から始まるリーグ最終節で大経大と対戦する。
大商大は7勝2敗の勝ち点3で現在2位。8勝5敗の勝ち点4で全日程を終えた首位の龍谷大、6勝2敗の勝ち点3で3位につける京産大まで優勝の可能性を残す。大商大はまず勝ち点を挙げることが絶対条件で、2連勝で勝ち点を獲得すれば、文句なしの優勝が決まる。
優勝がかかる大一番。誰もが燃えるシチュエーションで、真鍋慧(けいた、2年=広陵)も燃えていた。1年生から主力を務める左の強打者は言葉に力を込めた。
「(大経大戦は)優勝がかかっているので、必ず勝てるように。自分が出たら、勝利に貢献できるように頑張ります」
打率・192と振るわない今春。実は右肘負傷を抱えながらプレーしていた。4月中旬、4歳の時に骨折した右肘の古傷が再発。病院で診察を受けた結果、右肘にひびが入っていたという。支えてくれる監督や先輩、仲間のために、痛み止めの薬を飲みながらバットを振り続けてきた。
「(試合を)休む選択肢はなかったです。一番はチームの勝利なので。自分の体の痛みより、チームが負ける方が嫌です」
万全ではない状態だが、1打席でもチャンスがある限り、全力を尽くす構えだ。
◇真鍋 慧(まなべ・けいた)2005年(平17)6月17日生まれ、広島市出身の19歳。みどり坂小1年時に、瀬野ソフトボールクラブでソフトボールを始める。瀬野川東中では広島安芸リトルシニアに所属。広陵(広島)では1年夏からベンチ入りし、高校通算62本塁打。50メートル走6秒3、遠投105メートル。1メートル90、100キロ。右投げ左打ち。