東洋大姫路が12度目の優勝 木下1失点完投「甲子園での1勝より、背番号1での1勝の方がうれしい」
2025年5月11日(日)5時30分 スポーツニッポン
◇春季高校野球兵庫大会決勝 東洋大姫路2-1報徳学園(2025年5月10日 明石トーカロ)
10日に各地で春季大会が行われ、兵庫では東洋大姫路が報徳学園との決勝を制し、2012年以来13年ぶり12度目の優勝を飾った。同校の秋春連覇は81年春以来44年ぶり。最速147キロ右腕の木下鷹大(3年)が2回に被弾したソロの1失点に抑える完投勝利で頂点に導き、「甲子園での1勝より、背番号1での1勝の方がうれしいです」と感慨に浸った。
プロ注目の阪下漣(3年)が右肘痛で離脱し、今春選抜で背番11だった木下がエースナンバーに昇格。全5試合に登板して23回1/3、自責点1(防御率0・39)と期待に応えた。選抜では広島商(広島)との2回戦で5回6失点で降板。「最少失点に抑える投球が必要」と配球などを見直して成長を示し、近畿大会秋春連覇への挑戦権を得た。(河合 洋介)