【日本ユースタイトルマッチ】ライトフライ級王座決定戦は瀬筒がKO勝ち ユースタイトル4戦を同時開催
2025年5月13日(火)21時53分 スポーツニッポン
◇日本ユース・ライトフライ級王座決定戦8回戦 瀬筒陸斗(M・T)《KO8回1分52秒》佐伯侑馬(大橋)(2025年5月13日 東京・後楽園ホール)
瀬筒陸斗(20)が最終8回に左ストレートで佐伯侑馬(22)からダウンを奪い、相手陣営からのタオル投入でKO勝ちした。3回に同じ左でダウンを奪ったが、5回に左ボディーストレートを受けて劣勢になった。7回終了時で採点は1—1だったが、勝負の最終回に決着をつけた。
日本ユース王座のベルトを巻いた瀬筒は「メチャメチャうれしいです」とリング上で喜んだ。前半は優位に進め、4回終了時の公開採点は2—1でリード。しかし5回、「ボディーが効いた。近い距離だとやられる」と思ったと言う。足を使って回った分、ポイントも失ったが、最終回は「倒されてもいい」と前に出て、得意の左カウンターで試合を終わらせた。
井上尚弥(大橋)と中谷潤人(M・T)の夢の対決が、来春に計画されている中、中谷と同じM・Tジム所属の瀬筒と、大橋ジムの佐伯の対戦が決まり、周囲は代理の前哨戦のような雰囲気になったという。「気にしないようにしていた」と言うが、試合が近づくにつれて「偉大な先輩2人のために」と思うようになったという。
試合前日には、ロサンゼルスで調整中の中谷から「ベルトを獲ってこい。悔いなく、楽しんでやれ」と連絡がきた。先輩の期待に応えるKO勝利を収めた瀬筒は「先輩にいいバトンを渡せた。次は潤人さんの番ですと、連絡したい」と、充実した笑顔を見せた。
▽日本ユース・バンタム級タイトルマッチ8回戦 金城隼平(RE:BOOT)《判定》山口友士(三迫)
▽日本ユース・フライ級王座決定戦8回戦 佐野篤希(伴流)《判定》砂川朝都夢(琉豊BS)
▽日本ユース・ライト級王座決定戦8回戦 岩本星弥(JB SPORTS)《TKO2回2分48秒》小松直人(森岡)