朝乃山 301日ぶりに土俵で負ける 名古屋場所での十両復帰消滅 夏場所4日目
2025年5月14日(水)15時49分 スポーツニッポン
◇大相撲夏場所4日目(2025年5月14日 両国国技館)
元大関で西幕下14枚目・朝乃山(31=高砂部屋)が東幕下15枚目・東誠竜(25=玉ノ井部屋)に寄り倒され、1勝1敗になった。昨年名古屋場所4日目、一山本(31=放駒部屋)に押し倒され、左膝前十字靱帯を断裂して以来301日ぶりに土俵で相撲を取っての黒星を喫した。
朝乃山は翌5日目から途中休場して秋場所からは3場所連続全休。今年春場所で三段目から復帰して7戦全勝だった。今場所も全勝なら7月の名古屋場所(7月13日初日、IGアリーナ)で5場所ぶりの十両復帰が確実視されたが、秋場所(9月14日初日、両国国技館)以降へ持ち越しとなった。
「立ち合いで左上手を許して、自分も左上手を取ったけれど、投げてからの相手の攻めが早かった。寄ったときも腰が高かった」。取組を反省すると、名古屋場所での十両復帰が消滅したことに、「あとは白星を積み重ねていくしかない。6番勝って1枚2枚番付を上げたい」。努めて気持ちを立て直すように話した。