メッツ・千賀滉大 今季最多102球で6回途中7奪三振も...2番手が追いつかれ5勝目の権利消滅
2025年5月14日(水)10時4分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ メッツ—パイレーツ(2025年5月13日 ニューヨーク)
メッツの千賀滉大投手(32)が13日(日本時間14日)、本拠でのパイレーツ戦に中5日で先発。今季自己最多の102球を投じ、5回2/3を6安打2四球7奪三振1失点と力投したが、6回途中で降板後に1—1と追いつかれて5勝目はならなかった。
規定投球回数未満ながら試合前の防御率1.16はナ・リーグの“隠れ1位”で、特に本拠シティ・フィールドでは0.61。この日も23年6月以来2度目の対戦となったパイレーツ相手に、序盤から走者を背負いながら粘りの投球を続けた。
味方が1点を先制した直後の2回、1死から5番・ヘイズに左中間を破られ、味方の拙守も絡んで三塁打とされたが、2死から7番・トリオロをフォークで空振り三振。右前打と三塁強襲二塁打の3回1死二、三塁も、2番・カイナーファレファをフォークで空振り三振に仕留めて抑えた。
4回には四球と中前打で無死一、三塁のピンチを迎えたが、全てフォークで3者連続空振り三振。雨中での投球となった5回は四球と暴投による2死三塁を切り抜けた。
6回には一塁手のアロンソが守備位置に就くのが遅れ、ピッチクロック違反で4番・バートへの投球が1ボールからスタート。2死からカナリオに右前打、トリオロに三塁強襲二塁打を浴び、二、三塁の場面で交代となった。この日の最速は97.5マイル(約156.9キロ)で、奪った空振り17のうち11がフォーク。スタンディングオベーションでダッグアウトに下がったが、2番手でマウンドに上がった右腕ギャレットが2四球を与えて押し出し、勝利投手の権利が消滅した。