C大阪の故障者は回復傾向 MF田中主将は「結構かかると思ったんですけど...」
2025年5月15日(木)21時22分 スポーツニッポン
C大阪の15日の公開練習にMF田中駿汰主将(27)が別メニューで姿を見せた。田中は4月25日の東京V戦での終了間際の接触プレーで左膝を痛めて「左膝前十字靭帯部分損傷、左大腿骨内外顆骨挫傷」と診断された。長期離脱を懸念されたものの、当初見込みより早く復帰できる可能性が出てきた。
「2日前ぐらいからグラウンドでジョギングを始めたところ。痛みはもうなくなってきていて、残っている違和感が取れたら結構間近かなって感じです。あの(ケガの)文を見たら結構かかるかと思ったんですけど。ただ、腱とかじん帯にかかったストレスが治る期間をしっかり空けないといけないと言われたんで。まだ、もうちょっと我慢して…」と田中は順調に回復していることを明かした。
田中が欠場している間に4バックから3バックにシステムが変わって3連勝。「役割ががはっきりして迷いがなくなって、いい守備が今できている。外から見ていて僕らの守備にプレッシャーを感じて嫌がっているように感じた」と好調の要因を分析していた。
11日の横浜M戦を欠場したFW中島元彦(26)は「軽く肉離れして痛かったので。両方のふくらはぎがパンパンでした。早めにやめたので、復帰がちょっと早まったかなと思います」と18日の川崎F戦を視野に入れて調整中。この日の練習をFWラファエル・ハットン(29)が早々に切り上げたが「ケガの予防の意味もあった。問題ないです」と話した。また4月12日の鹿島戦で左腕を骨折して手術したMF本間至恩(24)はスパイクを履いて練習を始めている。故障者に泣き、ベンチメンバーを一人欠く試合もあったC大阪に明るい材料が揃ってきた。